経理にとって、電卓は大事な仕事道具です。
その電卓の数字が、すぐに消えるようになったことがあります。2017年のことです。
暗くすると、数字がすっと消える
明るい蛍光灯の真下なら、数字はちゃんと見えました。ところが、手をかざして少し暗くすると、液晶の数字がすっと消えてしまう。
その電卓は、もう10年以上使っていたものでした。ついに壊れたかと思いながら調べると、内蔵の電池が切れているらしいと分かりました。
ソーラーだけで動いているわけではなかった
ソーラー電卓だと思い込んでいました。よく見ると、本体に「Two Way Power」と書いてあります。太陽電池と内蔵電池の、両方で動く電卓だったのです。
明るいところでは太陽電池で動くので、数字が出ます。暗くなると内蔵電池に頼るので、電池が切れていると数字が消える。症状の理由は、これでした。
電池は、裏蓋のネジの中にある
電卓を裏返しても、おもちゃのような電池ボックスはありません。電池を替えるには、ドライバーで裏蓋のネジを外します。
裏蓋を外すと、ボタン電池が見えました。私の電卓に入っていたのは、CR2032という種類です。電卓によって電池の種類は違うので、外したものの刻印を確かめてから買ってください。
予備はなかったので、近くのローソン100で買いました。当時は2個で108円でした。普通のコンビニでは、1個で300円近くしていました。
電池を入れ替えると、元どおりの、はっきりした数字に戻りました。
経理が電卓に求めること
いま使っている電卓も、カシオです。経理の仕事道具として、こだわっていることが三つあります。
一つめは、表示が12桁あること。12桁あれば、9,999億円台までを1円単位で打てます。連結決算で大きな数字を扱うと、桁が足りない電卓では仕事になりません。
二つめは、「0」と「00」のキーが両方あることです。金額の末尾にはゼロが並びます。00のキーがあるだけで、打つ回数がはっきり減ります。
三つめは、左手で打つことです。右手にはペンを持っています。左手で電卓を打ちながら、右手で書く。ペンを置かずに検算を続けられるのが、この持ち方のよさです。
2017年に知った、究極の電卓
電池のことを調べていて、ある電卓を知りました。カシオが電卓開発50周年の記念に出したものです。2015年に発表された「S100」です。
本体はアルミの削り出しで、値段は税込でおよそ3万円。一度、使ってみたいと思ったのを覚えています。
手元の電卓の裏を見てみる
数字が消えかけた電卓は、捨てる前に裏を見てみてください。「Two Way Power」とあれば、電池を替えるだけで戻るかもしれません。
ついでに、表示の桁数も見ておくとよいと思います。経理の電卓なら、12桁あれば安心です。

