ギャンブル依存とアルコール依存の関係は?

<ピックアップ>

ギャンブル依存国家・日本~パチンコからはじまる精神疾患~

光文社新書

帚木蓬生

<サマリー>

2014年8月、厚労省が発表したギャンブル依存の有病率はなんと4.8%、536万人。あなたの周りにもギャンブルをやめられない「ギャンブル症者」がいないだろうか。本書では、その「ギャンブル障害」の実態と、パチンコ、スロット、競馬、宝くじなどのギャンブル利権に鋭く切り込む。昨今議論されているカジノ法案に、無関心を貫く日本の精神医学界――さまざまな利権でズタズタにされた日本の未来は「脱ギャンブル」にかかっている。

<コメント>

私自身はパチンコ・スロットや競輪競馬もやりませんが、ギャンブル依存の実態がここまでひどいとは知りませんでした。

アルコール依存については、「そろそろお酒をやめようか」を読んで知識がありました。また、酒類業界自体も飲酒の適正化に取り組んでいます。

しかし、ギャンブル業界は予防に取り組むどころか、ギャンブル依存による被害の実態を隠しているのです。

犯罪の裏には、ギャンブル依存の結果で生じた借金が潜んでいることが多いとのこと。

パチンコ・スロットがなぜグレーゾーンのまま放置されているのか。警察の利権が絡んでいるからなのです。本書では詳細に明かされており、読んでいて吐き気がするほどです。

2014年に出版された本ですが、2021年に読んだ新書のベスト10入りが決定です。