保険金詐欺はどれだけの割合で起きているのか?(貴志祐介「黒い家」)

<ピックアップ>
「黒い家」
貴志祐介
<ポイント>
若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに……。
<ひとこと>
ミステリーとしてはあまり面白いとは感じませんでした。
でも、生命保険業界のことを知ることができたのが収穫です。
毎日、保険金請求書や死亡診断書を見る仕事というのも大変そうですね。
実際に保険金詐欺がどれだけの割合であるのか。 ある調査では、保険金請求の10%前後が不正請求とのことです。