保険金詐欺はどれだけの割合で起きているのか?(貴志祐介「黒い家」)

<ピックアップ>

「黒い家」

貴志祐介

<ポイント>

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに……。

<ひとこと>

ミステリーとしてはあまり面白いとは感じませんでした。でも、生命保険業界のことを知ることができたのが収穫です。毎日、保険金請求書や死亡診断書を見る仕事というのも大変そうですね。実際に保険金詐欺がどれだけの割合であるのか。 Atlas Magazine, “Insurance fraud detection and cost to industry”(2017.5.19) の調査では、保険金請求の10%前後が不正請求とのことです。