銀座の一等地のオーナーはどこの会社なのか?(銀座4丁目交差点に建つビル)
銀座4丁目交差点
東京オリンピックを迎えて、ますます注目を集めている場所は、「東京都中央区銀座」です。
そして、銀座の一等地といえば、銀座4丁目の交差点です。
この銀座4丁目の交差点に面する土地・建物は誰が所有しているのでしょうか。交差点ですので、4つの角があります。したがって、この4つの角に立っているビルについて調べました。
※各社の時価総額等の情報は、2018年8月時点のものです。
銀座和光(東京都中央区銀座4丁目5-11)
銀座和光は、株式会社和光が運営している商業施設です。現在は、時計や宝飾品、陶磁器などを高級装飾品を扱る専門店となっています。
時計塔で有名ですが、そもそもこのビルは1932年に「服部時計店ビル」として建てられました。
株式会社服部時計店は、現在のセイコーホールディングス株式会社です。株式会社和光は、小売部門が分社化したものであり、セイコーホールディングスの100%子会社となります。
<セイコーホールディングス株式会社>
時価総額:約1,200億円
従業員数(連結):1万2千人
平均年齢: 45.0歳
平均年収: 8,180千円
銀座三越(東京都中央区銀座4丁目6-16)
正式には、株式会社三越伊勢丹が運営する「三越 銀座店」です。
株式会社三越伊勢丹は、2008年に経営統合した株式会社三越と株式会社伊勢丹が、2011年4月に合併して発足しています。
親会社は、株式会社三越伊勢丹ホールディングスです。
<株式会社三越伊勢丹ホールディングス>
時価総額:約4,700億円
従業員数(連結):1万4千人
平均年齢: 46.0歳
平均年収: 7,832千円
三愛ビル(東京都中央区銀座5丁目7-2)
正式名称は、一般公募によって決定した「三愛ドリームセンター」ですが、三愛ビルという呼称のほうが有名でしょうか。
1・2階に高級版ドトールの「ル・カフェ・ドトール」がある円筒形のビルです。このビルは1963年1月のオープンですので、いまや築50年以上と古い建造物となります。
株式会社三愛は、株式会社リコーの100%子会社です。ビルの8・9階には、リコーのギャラリーである「リコーイメージングスクエア銀座」が入居しています。
三愛とは、リコー三愛グループの創設者である市川清氏が作った「人を愛し、国を愛し、勤めを愛す」という「三愛精神」に由来しているとのことです。
なお、「三愛水着イメージガール」は現在も続いていますが、株式会社三愛は、2015年4月に水着事業・下着事業を株式会社ワコールに譲渡しています。
<株式会社リコー>
時価総額:約8,300億円
従業員数(連結):9万8千人
平均年齢: 44.0歳
平均年収: 8,056千円
参考記事:「リコーはなぜ「三愛水着」を今、手放すのか」
https://toyokeizai.net/articles/-/59467
参考リンク:リコー三愛グループ「三愛会」
http://san-ai-kai.jp/
銀座プレイス(東京都中央区銀座5丁目8-1)
日産のショールームで有名なビルです。建て替える前は、「サッポロ銀座ビル」という名称でした。
銀座プレイスは、サッポロ不動産開発株式会社と株式会社つゞれ屋とが共同で開発しています。
サッポロ不動産開発株式会社は、サッポロホールディングス株式会社の100%子会社です。
<サッポロホールディングス株式会社>
時価総額:約1,900億円
従業員数(連結):約8千人
平均年齢: 46.7歳
平均年収: 8,580千円
あとがき
海外からの観光客、いわゆるインバウンドの勢いは衰えていません。
これから東京オリンピックに向かって、ますます増えると予想しています。
そこで、注目されるのが銀座です。ということで、調べてみました。