経理マンは伝票から何を読み取っているのか?(楠木新「経理部は見ている。」)



ピックアップ

「経理部は見ている。」

楠木新

要約

税務署と経理部には、大きな違いがある。

それは会社の経理部には、捜査する権限も強制力もないということだ。

税務署であれば、銀行や取引先に対して取引内容を確認する、つまり「反面調査」をすることもある。しかし、経理部ではそこまではやらないのが普通だ。

しかし、経理部が何も言わなくなれば、社員に歯止めがなくなり、残念な結果を招くこともある。誰からも見られていない状況で、常に適正にお金を使い、管理できるほど人は強くないからだ。

ひとこと

本書の筆者である楠木氏は、人事総務畑の人間ですので、経理部の事情については実体験というよりはヒアリングベースで執筆しています。

しかし、楠木氏は会社という組織に精通しているだけあって、経理部が組織内でどのように見られているのかを把握しており、経理マンの私にとっても参考になることが多い本でした。

本書のタイトルどおり、「経理部は見ている」ことを知らせることが経理部のミッションの一つであることを再確認しました。

あとがき

新しいiPhoneが発売されました。

今年こそ買い換えようとお金を準備していたのですが、予想を上回る値段に驚いてしまい、買うのはパスしました。

まぁ、現在のiPhoneで我慢できないことはないんで、いいんですけどね。