痩せている人が健康的に太るために守るべき3つのこととは?



単に食べる量を増やしても太らない理由

おそらく痩せているあなたが太りたいと思ったときに、まずはじめに取り組むのが食べる量を増やすことではないでしょうか。

摂取するカロリーが消費するカロリーを上回れば、理論的には体内に余分なカロリーが残るはずだからです。

しかし、実はその考え方は誤っています。

余ったカロリーが体内に取り込まれるとは限らないのです。それはなぜか。あなたのカラダの栄養吸収力が低いからなのです。

つまり、小さなバケツではいくらたくさんの水を入れても溢れて流れてしまうわけです。

バケツそのものを大きくしなければいけないのです。

では、バケツを大きくするにはどうすればよいのでしょうか。

その答えを考えていきましょう。

発酵食品を食べる

発酵食品は、食材を微生物等の作用で発酵させることにより加工した食品です。

代表的なものとして、キムチ、チーズ、ヨーグルト、納豆、味噌などがあります。

これらは乳酸菌や納豆菌などの菌の働きにより、食品の栄養素がカラダの中で消化・吸収しやすい形に変化しているのです。

このような発酵食品を多く食べることで、栄養吸収力を向上させることができます。

よく噛んで食べる

昔から30回ぐらいよく噛んでごはんを食べなさいと言われてきました。

これにはちゃんとした理由があります。

よく噛むことで唾液がたくさん分泌されるからです。

この唾液には消化を助ける働きがあります。

もともと痩せている人は胃腸が弱い人が大半です。

胃腸が弱いと消化する能力が低いため、消化されないまま腸から排出されてしまいます。

これではいくら食べても太りません。

まずは量が少なくともしっかりと消化し吸収することを優先させてください。

そのためにはよく噛んで食べる必要があるのです。

プロテインを飲む

プロテインを飲むのは、筋トレをしている人だけと勘違いしていませんか。

違います。

プロテインは筋肉増強剤ではありません。

プロテインはタンパク質でしかありません。

通常の食事では不足してしまいがちなタンパク質の摂取を補強するものなのです。

しかし、プロテインを飲んでもすぐに効果が出るわけではありません。

最低でも一ヶ月は飲み続ける必要があります。

なぜなら、痩せているあなたは今までタンパク質をたくさんとるような食事をしてこなかったはずです。

ですので、あなたのカラダは大量のタンパク質を一気に吸収できるようにはなっていません。

カラダを慣らす期間が必要なのです。

まずは3つの約束を30日間続けて下さい

サプリメントの広告でも「まずは○日間続けて下さい」というコメントが必ずあります。

なぜでしょうか。

サプリメントは薬ではないからです。

薬には即効性があります。早ければ数分で効果がでるものもあります。

しかし、その反面それだけ危険性が高いといえます。

一方で、サプリメントは少しずつ体質を変化させていくものです。

ですから、最低でも30日は続けなければ効果がでてこないのです。

毎日の食事についても同じことが言えます。

これからの毎日3回の食事で、ちょっとずつ気を配ることが大切になります。

発酵食品は種類も多いので、自分のカラダにあったものを探すのは時間がかかります。

キムチと一口にいっても、スーパーの売り場に行けば、たくさんのキムチが並んでいて、どれを選ぶか迷うはずです。

最初からベストのものが選べるとは思わないでください。

まだ、時間はたくさんあるのです。

あせらず、できることから一つずつやっていくことが重要だと思っています。