キリンHDの脱ビール依存への次の打ち手は?
<ピックアップ>
キリンHD、事業入れ替え加速、市場に響かぬ脱・ビール依存、投資家「具体的な将来像を」。
日経新聞
<ポイント>
キリンHDが描く成長シナリオの主役はビールではない。
世界保健機関(WHO)は2018年、飲酒関連での死者が世界で年300万人を超すとの報告書を公表し、酒税の引き上げや広告規制の必要性を指摘した。磯崎社長は「たばこのように(ビールも)規制の対象となる可能性がある」とみる。
「脱・ビール依存」が進んでいる。2019年12月期の計画では、連結事業利益のうちキリンビールが35%を占めるが、製薬子会社の協和キリンが23%だ。骨の病気や白血病の新薬で成長期待が高まっている。
キリンHDは2021年12月期までの3年で約3000億円のM&A枠を設けており、2019年9月のファンケルへの出資もその一部だという。
<ひとこと>
次回のキリンHDの決算発表は2020年2月14日(金)です。年度決算を迎えます。
株主としては、サプライズなリリースがあることを期待しています。株価は低迷していますが、ビール事業に集中投資しているアサヒグループHDよりも将来性があると思っています。
脱ビール依存に対する新たな打ち手が明かされるのではないでしょうか。