ちょい飲みはどこまで広がるのか?(ちょい飲みレストラン一覧)



ちょい飲み

「ちょい飲み」という単語が流行してだいぶ経つ。「ちょい飲み」と言う名のとおり、一人あたり単価は1,000円前後だ。最初の頃はそれほど見向きもしていなかった外食企業がこの「ちょい飲み」需要を取り込もうと躍起になっているようだ。

ちょい飲みの代表格「日高屋」

「ちょい飲み」の代表格と言えば、あの「日高屋」であろう。自社の公式サイトでも「ちょいのみ日高」として代表的なメニューを掲載している。ラーメン+餃子+ビール(キリン)で、910円だ。1,000円でお釣りが出る価格。文句のない価格設定だ。

吉呑み(よしのみ)

この「ちょい飲み」の流れに手を挙げたのが、牛丼の吉野家だ。こちらも公式サイトで「吉呑み」として名付けて積極的に宣伝している。通常、牛丼屋で長居をすることははばかれるが、吉野家自体がテーブル席もTVも置いてありますよと、ちょい飲み利用を勧めているのである。吉呑みの代表的なメニューは、牛煮込み+枝豆+ビールで、850円だ。こちらも1,000円でお釣りが出てくる、ちょい飲み価格である。

ファミレスちょい飲み

そして、業界全体でちょい飲みに挑んできたのが、ファミレス業界である。その中で御三家と呼ばれているのが、「サイゼリヤ」、「ジョナサン」、「バーミヤン」である。ワイン派はサイゼリヤ一択と言ってもいい。

お通し代ゼロがポイント

このよういに非居酒屋でのちょい飲みが安上がりとなるポイントは、「お通し代」である。居酒屋でアルコールを注文すると「お通し代」として300円前後とられるところが多い。もちろん、お通しとして小皿が出てくるのだが、もらっても嬉しくない小料理(料理とも呼べないもの)だと思っている人が大半ではないだろうか。

ちょい飲みの新潮流

この「ちょい飲み」に新しくチャレンジしているのが「銀だこ」、「ケンタッキー」、「スターバックスコーヒー」である。銀だこは、たこ焼きとハイボールを組み合わせてしかけてきたのだ。ケンタッキーは、過去にKFCルート25というブランドで失敗しているが、バル業態で再挑戦している。スタバの「STARBUCKS EVENINGS」は、お洒落すぎて「ちょい飲み」といってしまっては失礼かもしれない。価格もビール1本だけで1,000円してしまうのだ。

以上