あなたは「てるみくらぶ」の決算書をみてウソを見抜ける自信がありますか?(「てるみくらぶ決算書から読み解く経営の問題点」)



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「てるみくらぶ決算書から読み解く経営の問題点、企業会計のプロに一問一答で聞いてみた」

トラベルボイス

https://www.travelvoice.jp/20170403-86257

要約

てるみくらぶは、上場会社ではありませんので、決算書の公表は義務ではありません。

2年前から業績開示をしていないという報道がありましたが、従来、会社独自の判断で任意に業績開示していたものの、業績不振を隠すために非公表にしたのかもしれません。

会社作成の決算書では2015年9月期では9億7600万円だった広告宣伝費が2016年9月期では一気に20億円に増加しています。

新聞への広告出稿を増やしたという報道がありましたが、広告宣伝費の激増が資金繰りを悪化させた原因の一つではないかと思います。

ひとこと

先週の報道では、てるみくらぶは2013年9月期から当期純損失を計上し、2014年9月期には債務超過へ転落していたことが明らかになっています。

はたして、外部から(とくに一般消費者が)この状況を知りえることができたでしょうか。

融資を受けていた銀行には、決算書が提示されていたわけですが、銀行側はそのうそを見抜けていませんでした。

いや、実は粉飾しているなと感じつつも、多くの中小企業がやっている程度のものだと思っていたのかもしれません。

経営者である山田千賀子社長の「嘘に嘘を重ねた。」という言葉通り、周りは騙され続けてきました。

「信用・信頼」というものがどれほど大事なものかを思い知らされる事件です。

あとがき

カルディーコーヒーファームに行くと、店頭でコーヒーがもらえ、買い物をしながら飲むことができます。

コーヒーを目当てに、商品を買うつもりはないのに、入店するだけの人もいるようです。

このコーヒーがとても甘いのが私は苦手だったのですが、「ブラックで」とお願いすれば、ブラックも用意してくれることを知りました。

今日、そう言っている人をみかけました。

でも、無料で配っているものに、こちらから注文をつけるというのも気が引けてしまうんですよね。