カプコンのスト6は、どこまでスト2に迫れるか?



最近、リバイバルコンテンツが相次いでいるという。

過去にヒットした作品の知的財産(IP)を生かしたもの。リバイバルコンテンツには、制作側が一定の成果を期待できるという利点がある。

消費者側にとっても、失敗を避けることが容易になるため需要が高まっている。ただし、再びヒットさせるのは簡単ではない。

カプコンは、2023年6月に7年ぶりに新作を発売することを発表した。その新作が目指すのは、かつて社会現象になった「スト2」だ。

スト2は、1991年にアーケード版ゲームとして登場した。

キャラクターや必殺技の豊富さから若者を中心に大流行し、ゲームセンターだけでなく、百貨店など様々な場所に設置された。

92年にはスーパーファミコン版が発売され、世界で630万本を販売。派生版も続々と作られ、「格ゲーブーム」を巻き起こした。

映画も企画され、篠原涼子が歌う挿入歌「恋しさとせつなさと心強さと」のCD販売は200万枚を超えた。

しかし、2以降のストリートファイターは、当時の流行を超えられず。

中高年の多くがスト2で離脱しており、最新作にはほとんど興味を示さない。その原因は、オンラインにつながらなければならないという面倒な要素があるためだ。

スト2のような気軽な対戦ができるゲーセンのような場所がなくなってしまったことが、ストリートファイターの人気の低下につながっているという。