美人シングルマザー会計士が勧めるコスパ勉強法とは?(松岡由起子「高卒シンママ会計士」)

シングルマザー公認会計士
27歳のシングルマザーが公認会計士試験に合格し、著書を出版したことが話題になっています。
東洋経済オンラインで彼女の勉強法が取り上げられていましたので、いくつか参考にしたいと思います。
もちろん、置かれている環境がまったく違いますので、そのまま適用できませんが、エッセンスは利用できそうです。
時間に対するコスト意識
一番は、時間に対するコスト意識の強さにあります。
1週間単位、1日単位はもちろん、1時間単位の計画を策定し取り組んでいます。
その時間に何をやるか、どこまでやるかをしっかりと決めます。
集中状態を作りだして、パフォーマンスを高めるために、朝起きたらすぐに着替えて、メイクをして、ダラダラ気分をなくしたオンモードにするとのこと。
また、眠気と戦ってパフォーマンスが落ちることがないように昼寝も計画に組み込みます。
理解には広さと深さがある
そして、彼女の特徴的な姿勢は、「理解には広さと深さがあり、最初は広さを優先する」と決めていることです。
最初は、深さが10%でもよいから、広さをカバーして、いまどこの部分のことをやっているのかを必ず把握して取り組んでいます。
そうすることで、たとえ講師の話がわからなくても、どの部分のことかさえわかれば、そこを深くすることで理解に到達することができるからです。
人に進んで教える
3つめは、人に進んで教えること。
これは勉強法でよく言われていることですが、なかなか実践が難しい面があるのも事実です。
教える側にとって再確認になることはわかりますが、誰に教えるのかということにもその効果は左右されます。
相手の反応が大事ですし、無理矢理付き合わされるとしたら相手も嫌ですからね。
しかも不正確だった日には信頼を一気になくします。
試験合格後
以上が彼女の勉強法ですが、試験合格後についても貴重な話がありました。
実は彼女は27歳で公認会計士に合格するのですが、高卒のシングルマザーということで、希望する地元の監査法人からは声がかからなかったということです。
実務経験を積むために、彼女は最愛の息子を置いて、わざわざ東京まで単身赴任をしなければならなかったのです。
試験合格だけでは一発逆転できない
難関の公認会計士試験を20代の若さで突破しても、そうそう簡単に一発逆転とはいかない点に興味をもちました。
単身赴任の2年間は相当の苦労をされたと思います。
現在は監査法人を退職し、税理士である父親と事務所を経営していますので、育児や生活の面では融通が効くようです。
まぁだからこそ、このタイミングでの書籍の出版なのでしょう。
自著にはこのことも詳しく書かれているようですので、読んでみたいと思います。
読売新聞には、会計士としての節約術も披露していますので、そちらもチェックしたいと思います。