男性にこそ必要な節約に対する考え方とは?(柏本湊「男の本格節約術」)
節約術は女性だけのものか?
節約本や節約ブログというと、女性が書いたものが多いと感じます。
一般的には、主婦が家計のやりくりをして、家庭のことを仕切っているからだと思います。
しかし、やはり男性も家計のことを妻に任せっきりにするのではなく、能動的にかかわる必要があると思っています。
男性に必要な節約術
当方は男ですが、妻からよくこんなことを言われることがあります。
「女に生まれていれば、こまごまとした性格が家計のやりくりに活かせたのにね」と。
確かに自分でもそう思うところがあります。
クーポンや割引券を集めたりするのが好きなんですね。ちょっとしたお得がうれしく感じてしまうのです。
男性に必要な節約術
世の中の男性陣はそうではないのか。
そう思い始めていたところに、見つけた書籍があります。
「男の本格節約術」というタイトルを見たときは、まさにこれこそ求めていたものだと思ってしまいました。
「男の本格節約術」(柏本湊)
本書の主な構成は、前半は節約のコツ、後半は著者の節約に対する哲学の説明となっています。
節約のコツの大部分は、いままでもどこかしらで見たり聞いたりしていたものでしたが、以下の3つのポイントが私は印象に残りました。
「機会費用ではなく、キャッシュベースで考えること」
「お金に関しては他人を信じない」
「モノは原価、サービスは価値を基準にして考える」
必要なのは節約哲学
本書が素晴らしいと思ったのは後半の著者の考え方です。
単に節約と言えども、そこにしっかりとした人生哲学があることが強く伝わってくる文章でした。
著者は40代でメガバンクを退職し、セミリタイアの人生を送ることを選んだ方です。
10年をかけて実際に自分の信念を実行しているという点で、たくさんある節約本の中でも信頼感が違います。
今後の節約方針の参考に
もちろん、書いてあることをすべて真似する必要はありません。
一部は自分の思っていることと違う考えもありました。
でも、基本的な考えはとても同意できます。
私はすでに40代になってしまいましたが、自分の方針を立てる参考にしたいと思います。