クラフトビールのピークは過ぎていないか?(日経MJ「地ビールの夢、クラフトが継ぐ、コエドビール、箕面ビール」)



ピックアップ

「地ビールの夢、クラフトが継ぐ、コエドビール、埼玉・川越、伝道師、地元超え飛躍。」
「地ビールの夢、クラフトが継ぐ――箕面ビール、大阪・箕面、浪速の酒屋発、世界の「黒」へ。」

日経MJ

要約

コエドビールの朝霧重治(あさぎり しげはる、1973年生まれ・46歳、一橋大学商学部卒業)。コンサルタントと1年半かけブランド戦略を練り直し、重治は大きな決断をする。「川越という地域性、地ビールという呼び名を捨て去ろう」。ブランドロゴも変えた。川越を思い起こさせる「小江戸ビール」を「COEDO」にした。アルファベット表記は海外市場を視野に入れていた。

箕面ビール(大阪府箕面市)社長の大下香緒里(おおした かおり、1976年生まれ・42歳、3姉妹の長女)。看板は「スタウト」と呼ばれる、いわゆる黒ビール。2009年、腕試しにと初めて挑んだ国際的なビール品評会「ワールド・ビア・アワード」(WBA)のスタウト部門で金賞を獲得。2017年には香りや苦みを強調したW―IPAが、ビール界のオスカーと呼ばれる「インターナショナル・ブルーイング・アワード」(IBA)で金賞を受けた。

ひとこと

日経MJで、クラフトビールの特集が始まりました。すでにクラフトビールの盛り上がりはピークを過ぎていると思っていますが、「地ビール」時代の当時の盛り上がりを知れる記事で興味深いです。

コエドビールは、株式会社協同商事が営む事業のひとつで、青果物卸売事業が祖業のようです。コエドビールでは、商品を敢えて5種類に絞っているらしいですが、ホームページを見ると6つの商品が紹介されています。記事でも紹介されている「紅赤(べにあか)」が目玉商品です。こちらは酒税法上は「発泡酒」となりますが、さっそく、今夜試飲してみたいと思います。

箕面ビール(みのおびーる)は、猿がマスコットのようです。残念ながら、首都圏では見かけません。

あとがき

もう8月になってしまいました。中学生の子どもは夏休みを満喫しているようで、羨ましい限りです。

いま「ユーラシアの双子」という小説を読んでいますが、主人公の中年男性が美味しそうにビールを飲む場面がたくさん出てきます。飲み過ぎて心配になるほどです。