なぜビール類の課税移出数量の発表をやめたのか?
ピックアップ
「ビール系1~6月販売、キリン、首位アサヒ肉薄、「第三」が貢献。」
日経新聞
要約
ビール系飲料の大手4社の2019年1~6月の販売数量を巡り、首位アサヒビールをキリンビールが猛追し、販売シェアが1・5ポイントの僅差となったことが日本経済新聞の調べで分かった。
ビール系シェアを巡っては、これまで業界団体のビール酒造組合(東京・中央)などが大手のシェア算出の基となる「課税済み出荷量」を年2回公表していたが、今年から取りやめた。
そのため大手4社の19年上半期のビール系販売数量を基に、流通向けプライベートブランド(PB)を含めて独自に算出したという。
ひとこと
今年の1月、ビール酒造組合から「ビール市場動向レポート」の発表を取りやめるというリリースが出されました。従来は半期ごとの発表でした。
http://www.brewers.or.jp/data/doko.html
取りやめる理由としては、「消費者のニーズや価値観が急速に多様化することで市場が変化してきており、ビール類市場全体の動向を正確にお伝えしきれない状況となっている。従来通り本レポートを発表し続けることは、本来のビール類市場実態と異なる認識を与えてしまうと判断」したとのこと。
裏では、キリンのイオン系PB商品をシェアに含めるか否かで揉めたからだとも言われています。
しかし、信頼できるデータが発表されなくなった結果として、日本経済新聞社が独自に調査して算出することになってしまっては、どうなんでしょうかね。
あとがき
ルービックキューブをやっています。
やっぱり難しいです。
手順書を見ながら、なんとか揃えられるレベルです。