「経理は月末月初が忙しいから仕方ない」——そう思い込んでいた時期が、私にもありました。
でも実際に残業を半分以下に減らせたとき、気づいたのは「忙しさの原因の多くは、自分の習慣にあった」ということです。
やめた習慣① 問い合わせをその場で受ける
他部署から「ちょっといいですか?」と声をかけられるたびに手を止めていました。
やめたのは「今すぐ答えること」です。代わりに、1日2回の回答タイムを設けて、問い合わせはSlackやメモで受け付けるようにしました。集中作業が途切れなくなり、処理速度が目に見えて上がりました。
やめた習慣② 都度、フォルダを開いてファイルを探す
「あのファイルどこだっけ」で1日に何分消えているか、計ったことがあります。結果は1日あたり平均15分。月換算で5時間以上でした。
やめたのは「その場しのぎのファイル名」と「なんとなくのフォルダ構成」です。年度・月・書類種別で統一命名規則を決めてからは、探す時間がほぼゼロになりました。
やめた習慣③ メールを受信したら必ず読む
通知が来るたびに確認していたころは、常に仕事が中断されていました。
やめたのは「リアルタイムのメール確認」です。チェックは午前・昼・夕方の3回に固定しました。緊急の連絡は電話でくるので、実務上の支障は出ませんでした。
やめた習慣④ 「念のため」の二重チェック
ミスを恐れるあまり、自分でも確認したあとに他の人にも確認を頼む、ということを繰り返していました。
やめたのは「念のため」という曖昧な理由のチェックです。代わりに、チェック基準を明文化しました。「金額が〇万円以上のものは必ずダブルチェック」というルールにしたことで、無駄な確認作業が減り、お互いの時間が節約できました。
やめた習慣⑤ 月末に仕訳をまとめて入力する
「月末にまとめてやろう」は最も危険な習慣でした。締め日に証憑が行方不明になったり、入力ミスに気づくのが遅れたりと、トラブルの温床になっていました。
やめたのは「ため込み入力」です。発生した仕訳はその日か翌営業日に入力するルールにしました。処理量は変わらないのに、月末の負荷が劇的に平準化されました。
まとめ
✅ 問い合わせは回答タイムを決めてまとめて対応 ✅ ファイルの命名規則を統一して探す時間をゼロに ✅ メール確認は1日3回に固定 ✅ チェック基準を明文化して「念のため」をなくす ✅ 仕訳はため込まず当日・翌日入力を徹底
残業を減らすために特別なスキルは必要ありません。「当たり前にやっていた習慣」を一度見直すだけで、意外なほど時間が生まれます。
