なぜお金を貯めなければいけないのか?(中嶋よしふみ「一生お金に困らない人 死ぬまでお金に困る人」)

一生お金に困らない人
「男の本格節約術」を読んでから、貯蓄を意識し始めています。
まずは、達人の知恵を学ぼうと思い、次に選んだのがこの本「一生お金に困らない人 死ぬまでお金に困る人」(中嶋よしふみ著)です。
この本から得たポイントをご紹介します。
なぜお金を貯めなければいけないのか?
本書では、お金を貯めるべき理由をとてもシンプルに表現しています。
「一つは、やりたいことをやるため」
「もう一つは、やりたくないことをやらないため」
前者は、多くの人がまず考えることではないでしょうか。
「もっとお金があれば、いい生活ができるのに」「趣味にもっとお金を使えるのに」などと思ってしまうことがよくあるのではないでしょうか。
やりたくないことをやらないため
しかし、いまの時代に注目すべきは後者「やりたくないことをやらないためにお金を貯める」という考え方です。
自分や自分の家族を守るためにお金を貯める。
戦後成長期やバブル時代であれば、収入がどんどん増えて、それに伴い支出を増やすこともできたでしょう。
時代が変わった
しかし、いまやそんな時代ではないし、日本においては今後そのような状況は見込めません。
たとえば、あなたの会社は今後急成長が考えられますか。
それよりも倒産することや外資に飲み込まれる心配の方が大きいのが現実ではないでしょうか。
いまホワイトだとしても、あしたブラック企業になってしまうことも考えられます。
そんなときに、ある程度の貯金があれば、辞めて飛び出したとしてもすぐに路頭に迷うことはないのです。
このような時代においては、著者がいう「やりたくないことをやらないため」という考え方はこれからもっと広がると思います。
一番先に見直す費用
では、具体的にどのようにすればよいか。
一番先に見直すべき、そしてその効果が大きいのが保険料と通信費だと言います。
・これらに毎月いくら支払っているか把握していますか。
・そして、自分のがどのようなプランに入っているのか把握しているか。
・そもそも、目的をしっかりと把握していますか。
・最後にいつ見直しをしましたか。
ファイナンシャルプランナーと呼ばれる人たちは、今やこのような質問をしていくだけで稼ぐことができるほどです。
人々はこの2つの費用にそれだけ余分なお金を支払っていると言えるのです。
これらのサービスを提供している側からも考えてください。
保険会社や携帯電話会社のCMを見ない日はありません。
それだけ儲かっているのです。同時に、それだけ消費者は洗脳されているのです。
保険の見直しが急務です
保険のなんちゃらショップがやたらと増えたと感じています。
最近では、見直しの相談に行くだけで、商品券がもらえるものもあります。
お客が相談料を払うのではなくて、よくぞお出で下さいましたというスタンスなのです。
自分で情報を集めて防衛していないと、勧められるままになってしまうでしょう。
さっそく、保険の見直し、携帯電話の見直しに着手したいと思います。