映画「おくりびと」を子どもと一緒にを見ても問題ないか?(「人間の最後の尊厳を守る―― 「おくりびと」2世の眼差し」

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「人間の最後の尊厳を守る―― 「おくりびと」2世の眼差し」

ノンフィクションライター・中原一歩/Yahoo!ニュース編集部

https://news.yahoo.co.jp/feature/523

要約

納棺師・木村光希(28)は、これまでに1千体を超える亡骸と対面してきた。

「おくりびと」の仕事は大きく分けて3つある。遺体の復元や消毒、保存など、死後の身体の変化に応じた処置。フューネラルメイク(死化粧)と呼ばれる遺体へのメイクアップと死装束への着せ替え。そして、棺にご遺体を納める納棺の儀式だ。

「納棺師」という言葉は、木村の父・眞二がおよそ30年前に作った造語だ。

自分と家族を取り巻く環境が一変したのは、映画「おくりびと」の公開だった。父が主演俳優に対し、納棺の所作や作法、技術指導などを行ったのだ。

木村は、2013年に納棺師を養成する学校「おくりびとアカデミー」を開校した。納棺師としての遺族、故人への接遇マナーなどの一般教養にはじまり、サナトロジー(死生学)や遺体衛生保全、いわゆる納棺の儀の実習なども行われるという。

ひとこと

Amazonプライム・ビデオで、中学生の子どもと一緒に映画「おくりびと」を観ました。

本木雅弘主演の映画「おくりびと」は2008年に公開されて大きな話題になりました。当時、一度観ていたのですが、10年経ったいま観てもとても感動できる作品でした。

ご存知の通り、「死」を扱った作品ですので、子どもと一緒にこの映画を見ていいものか悩む人も多いかと思います。個人的には、死の概念を理解できるであろう小学校高学年以上であれば、まず大丈夫だと考えます。

死に向き合うことで、生きることの大切さを知ることになります。

あとがき

生きることはまた、「命」を食べることでもあります。

映画の中では、ふぐの白子やフライドチキンを夢中で食べるシーンが印象的に描かれています。

山崎努の「うまいんだよなぁ、困ったことに」というセリフも秀逸でした。