高田馬場に何があるのか?(馬場歩きの実践)



馬場歩きとは

高田馬場駅から早稲田大学までの道のり(約15分)を歩くことを「馬場歩き」という。ワセダの学生にとっては、地下鉄(またはバス)の一駅にかかる交通費のほうが、歩く時間・体力より貴重なので、馬場歩きは一般的なことだったし、いまもそうだと思う。社会人と比較すると分かりやすいのではないか。社会人はお金より時間を優先するので、「馬場歩き」は学生らしい文化なのだ。

20年後の高田馬場

馬場歩きを繰り返していたあの頃から、いつの間にか20年近くもたってしまった。今日、その「馬場歩き」を10歳になった息子と一緒にやってみたのだ。思い立ったきっかけは、テレビ東京の番組で高田馬場が取り挙げられていたからだ。息子にとっては、いい迷惑だったようで、暑い中を歩かされて、道中文句ばかり言っていた。彼の立場では、初めて見る街を歩くだけのことで楽しくも懐かしくもなんともないのだ。

懐かしい街並はどこに

さて、20年ぶりに歩いてみて、私自身もっと懐かしさが溢れることを期待していたのだが、街並みが変わってしまったせいか、はたまた記憶が薄れてしまったせいか、正直言って感動はなかった。隣で文句を言う息子がいたので、寄り道や脇道にそれることもできず、感動するような気分でもなかったこともあるだろう。ということで、本当にただの「馬場歩き」となってしまった。

息子との馬場歩き

でも、もし一人でも同じことをやるかと言われると自信がない。昨年の夏に富士山に登ったこともそうだが、息子が一緒だからこそ行きたいところがあるのだ。こんな父親に付き合ってくれるのもあと数年だと思っている。なので、できるだけあちこちに出かけてみて、一緒に歩きたいのだ。そうだ、せっかくなのでこれを「パパ歩き」と自分の中で名付けよう。

 

以上