会計ですよ! - 経理マンの本棚
最終更新:2008.05 


経理マンの私が読んだ会計(税務、商法・会社法含む)に関する書籍を紹介しています。



<会計学・財務諸表論 基本書>

財務会計講義 【第9版】
桜井久勝 著/中央経済社/4,200円+税/2008年2月発行
基本書として現在手に入る中で一番のお奨めです。
近年における会計基準の新設や改訂には目を見張るものがある。着々と推進されてきた日本版金融ビッグバンのもとでは、投資者に自己責任が求められるため、その前提として企業の実態をよりいっそう的確に描写した透明度の高い財務諸表の作成と公表が必須要件となる。本書では、こうした会計基準や法令を積極的に取り上げ、大学のテキストとして、ビジネスマンの手引書として、多くの支持を得てきた。「第8版」では、「棚卸資産の評価に関する会計基準」や「金融商品に関する会計基準」をはじめとする企業会計基準委員会公表の新基準に準拠して総合的に平易な解説を行った。




財務会計 【第8版】
広瀬義州 著/中央経済社/3,800円+税/2008年3月発行
分厚いのが難点です。

財務会計および企業会計制度を総合的かつ体系的に解説。大学や大学院、ビジネススクールにおける「財務会計論」の講義に最適のテキスト。




ゼミナール現代会計入門 【第7版】
伊藤邦雄 著/日本経済新聞社/3,500円+税/2008年4月発行
【第1版】1994年6月
最新の事例が豊富で、ビジネスマン向けの良書。まめに改訂も行われるため、版を重ねるごとに購入するコアなファンも多いようです。
会社法施行規則に完全対応! わが国で最も定評あるロングセラーテキストの最新版。会社法によって変わる会計士監査、貸借対照表、配当規制などの概念を整理。M&A時代のビジネスの共通言語を体系的に学ぶ決定版。




<会計学・財務諸表論 基本書 【廃盤もの】>

財務会計論 【三訂版】
飯野利夫 著/同文舘出版/3,592円+税/1993年05月発行
【初版】1977年12月
すでに発行から10年以上経過していますが、基本となる理論は使えます。著者は2007年に87歳で亡くなりました。
目次

財務諸表と会計原則
資産およびその評価方法
当座資産
棚卸資産
固定資産
減価償却
繰延資産
負債
資本金および資本剰余金
損益の計算
利益剰余金
損益計算書
貸借対照表
附属明細表・附属明細書および財産目録
連結財務諸表




新版 財務会計論 【第7版】
新井清光 著/中央経済社/3,300円+税/2003年4月発行
【第1版】1975年/【第6版】2002年2月
資格試験などの定番の基本書。
本書は、企業会計とくにその財務会計に関する諸問題を総合的・体系的に論述したものである。「第7版」では、平成14年商法改正および15年の商法施行規則の改正、14年の財務諸表等規則・連結財務諸表規則等の改正、さらには減損会計基準の創設(企業会計審議会、14年8月)、企業会計基準第1号・第2号(企業会計基準委員会)などの内容を織り込んで全面改訂を行っている。


財務会計 【第4版】
斎藤静樹 著/有斐閣/2,500円+税/2004年5月発行
【第1版】1993年5月/【第3版】2000年6月
無理して読まないでいいと思う。証券アナリストだけあって、数式が多用されている。これが読みづらい原因か。
証券アナリストを目指す人の定番テキスト。2002年8月の減損会計の基準および2003年10月の企業結合会計の基準により、わが国の会計制度改革は1つの節目を迎えた。第4版では、減損会計、企業結合会計を中心に、資本を規制する制度の変化、外貨建て取引やそのヘッジ、海外子会社財務諸表の換算などについて、章構成の変更を含めた改訂を加えたほか、補章ではオフバランス化の問題も取り上げた。








<会計学・財務諸表論 各論>

連結会計入門 【第4版】
広瀬義州 著/中央経済社/3,600円+税/2006年9月発行
【第1版】1998年5月/【第3版】2004年5月
いまや連結を知らないと実務では使えません。タイトルは「入門」とついていますが、それ以上の内容になっています。
「連結財務諸表原則」について、その原則・規則・実務指針を完全解説。平明で核心を突く解説、図解・豊富な設例・仕訳で連結の基本がスッキリわかる! 会社法、新会計基準等をフォロー。


ゼミナール企業価値評価
伊藤邦雄 著/日本経済新聞社/3,900円+税/2007年3月発行
「ゼミナール現代会計入門」の著者が書いているだけに、事例が豊富で実務家向けの良書。「会計」「財務」「経営戦略」という3つの視点を用いて、”総合格闘技”である企業価値評価にアプローチしている。
会計情報をもとにしたファンダメンタル分析から、ファイナンス理論を用いた定量的な評価、企業価値創造経営の実践まで、“日本企業の事例”で読み解いた実践的テキスト。現実の企業の財務諸表を用いた算出事例やケースを収録。


アンソニー会計学入門 【第2版】
ロバート アンソニー 著(西山茂 翻訳)/東洋経済新報社/2,800円+税/2007年3月発行
【第1版】2002年7月
本当の入門書。おすすめしない。
世界で読まれる究極の入門書。会計知識ゼロから始められる。英語の併記で英文会計入門に最適。ハーバードビシネススクールの定番テキスト。


国際会計基準―なぜ、日本の企業会計はダメなのか
白鳥栄一 著/日経BP社/1,800円+税/1998年5月発行
会計ビックバン前の日本の会計基準の惨状を知る。
「ミスター国際会計基準」と呼ばれた第一人者が、日本企業の甘えの構図を鋭く指摘。グローバルスタンダードである国際会計基準の採用を、強く訴える。






<商法・会社法 基本書>

リーガルマインド会社法 【第10版】
弥永真生 著/有斐閣/3,300円+税/2006年4月発行
【第1版】1993年9月/【第9版】2005年9月
いわずと知れた会社法のベストセラー基本書。著者は、大学教授(司法試験、不動産鑑定士、公認会会計士試験合格)
豊富な図表と17の大きな視点を駆使して、会社法の世界を分かりやすく整理。法務省令改正(会社法施行規則・会社計算規則・改正商法施行規則)に対応して改訂。



<税務 基本書>

租税法 【第13版】
金子宏 著/弘文堂/5,400円+税/2008年4月発行
【第1版】1976年5月
租税法の第一人者による基本書。

 平成18年度には、新会社法の制定・施行に伴い、多くの重要な税制改正が行われました。さらに、平成19年度には、信託法の改正に伴う信託税制の改革、減価償却制度の改革、会社法の三角合併規定の施行に伴う税制の整備、リース取引に関する制度の改正等が予定されています。

 第12版では、平成18年度改正の詳細な解説に加え、平成19年度改正の内容にも言及。租税法の基礎的知識から最新情報までがつまった実務にも役立つ、必読の基本書。読みやすさを追求し、横組みに一新、使い勝手が良くなった最新版。




<一回読めばいいもの>

「会計戦略」の発想法
木村剛 著/日本実業出版社/1,700円+税/2003年7月発行
第5章(内部統制システムの概説)、第6章(内部監査の歴史と概念の解説)がミソ。
 リスク管理およびコンプライアンスの分野で活躍中の著名コンサルタントで、数多くの政府関連プロジェクトチームのメンバーを歴任してきた著者が、金融機関の経営指導などを通して会計に深く関わってきた実務家としての見識と観点にもとづき日本の会計軽視の風潮に警鐘を鳴らすとともに、会計の本来の意義を見つめ直すことの重要性と日本のコーポレート・ガバナンスの今後の正しい方向性を説いたタイムリーな提言書である。


実学入門 儲けるための会計―強い経営をつくる管理会計入門
田中靖浩 著/日本経済新聞社/1,600円+税/2004年4月発行
管理会計の重要性を説く。変動費・固定費、損益分岐点の把握など。著者は、公認会計士。
決算書からは会社の「過去」しか読みとれない。これから先、どこで、どうやって儲けるかを考えるための管理会計のポイントを明快に解説する。「ヤンキースはなぜ松井選手を獲得したのか?」「JALとジャストシステムの意外な共通点とは?」「値上げ戦略で成功したナルミヤ」ほか、企業のケースを多数駆使して具体的に展開する。難しい専門用語や複雑な数式はいっさいなし。経営者も技術者も営業担当者も、すべてのビジネスマンがいますぐ使える会計知識を、語り口調でやさしく説明。


国際会計基準戦争
磯山友幸 著/日経BP社/1,500円+税/2002年10月発行
1993年の国際会計基準委員会の定例理事会で、会計基準を世界的に統合しようというプロジェクトに、日本は唯一反対票を投じた。これが「日本経済を奈落の底に突き落とす一票」であり、またこのときが「戦争」の始まりであったと著者は言う。





<新書>

会計学入門 【第3版】
桜井久勝 著/日本経済新聞社/860円+税/2006年3月発行
【第1版】1996年/【第2版】2001年3月
財務会計の制度と、その背後にある会計学の理論を分かりやすくコンパクトに解説した入門テキストの決定版。貸借対照表の区分変更や、株主資本等変動計算書など、2006年施行の新会社法に対応した第3版。


企業結合会計の知識
関根愛子 著/日本経済新聞社/830円+税/2006年2月発行
「取得」と「持分の結合」の考え方、「のれん」の計上について。
会計ビッグバンの最後の目玉、企業結合会計が2006年4月から本格適用される。合併した会社をどうやって自社の会計処理に組み入れるのか、などM&A時代に必須の知識を経営の視点を交えてていねいに解説する。


時価会計不況
田中弘 著/新潮社/680円+税/2003年5月発行
グローバル・スタンダードにあわせるということを錦の御旗に、検証もせずに導入した「時価会計」。益出しや損失隠しができなくなり、企業の「真の実力」がわかるようになると期待されたが、本当は、数多くの企業を破滅に追い込むだけでなく、日本経済を滅ぼしかねない「時限爆弾」だった。本書では、株安、デフレ、失業率増加…、現今の不況の元凶である「時価会計」の正体を一つ一つわかりやすく暴いていく。




<文庫>

会計心得―もうかる会社には理由がある!
金児昭 著/日本経済新聞社/680円/2004年11月発行
「数字を社内の共通語にする会社は絶対に勝ち残る」―もうかる会社には理由があった。経理・財務一筋38年、信越化学の「会計マインド」の権化とも言えるカネコ先生が、「強いビジネスに必要な会計の心得」という視点ではじめて整理した、超実践的入門書。


「連結」の経営―足し算で強くする会計
金児昭 著/日本経済新聞社/680円/2002年1月発行
会社をつなげて強くする!本格的な連結決算の時代に入り、企業経営は大きな岐路に立っている。「連結の鉄人」と称される著者が、自らの40年にも及ぶ経理・財務の実務経験をもとに、21世紀の国際グループ経営の進むべき道を平明に説いた、絶好の入門書。


稲盛和夫の実学―経営と会計
稲盛和夫 著/日本経済新聞社/550円/2000年11月発行
バブル経済に踊らされ、不良資産の山を築いた経営者は何をしていたのか。儲けとは、値決めとは、お金とは、実は何なのか。身近なたとえ話からキャッシュベース、採算向上、透明な経営など七つの原則を説き明かす。ゼロから経営の原理と会計を学んだ著者の会心