新人経理マンにまず一番に読んで欲しい本は?(「稲盛和夫の実学」)

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先輩経理マンから

新人経理パーソンに役立つ本を紹介したいと思います。会計や経理の本は世の中にあふれていますが、時間の洗礼を受けて、10年以上にわたって読まれているものは本当に少ないです。もちろん、会計基準・税制などの変更に影響を受けてしまう本もありますので、10年も前の本を読むときは気を付ける必要があります。

「稲盛和夫の実学―経営と会計」

著者は京セラの会長で、本のタイトルに自分の名前を冠してしまうほど有名な方です。本書は1998年に刊行されました。当時と今では会計をめぐる環境は大きく変わってしまいました。しかし、この本は、経理の心得とでもいうべき本質を書いたものですので、そのような問題を考える必要はありません。

7つの実践的基本原則

本書のメインパートに書かれている著者オリジナルの基本原則です。「キャッシュベース経営の原則、一対一対応の原則、筋肉質経営の原則、完璧主義の原則、ダブルチェックの原則、採算向上の原則、ガラス張り経営の原則」の7つがあります。それぞれの詳しい説明は本文を読んで頂きたいと思いますが、私からは2つのみ挙げたいと思います。

一対一対応の原則

一つ目は「一対一対応の原則」の考えです。新人時代は日常的に伝票を見る機会が多いです。その際に、この伝票の裏側では物と金が動いているのだと意識することが重要になります。それはどんなに小さい金額の伝票でも同じです。私にも経験がありますが、営業マンの交通費の精算伝票なんて、そのまま見ていても面白くありません。しかし、その営業マンのどのような行動がどういう結果に結びつくのかを想像することはできるはずです。

完璧主義の原則

そして、二つ目が「完璧主義の原則」という考え方です。新人にとっては何もかもが初めての業務の中で、いつも100点を取ることは正直言って不可能だと思います。だからといって、諦めてはいけない。少なくとも、パーフェクトを目指すという姿勢を持つことが必要です。そして、その姿勢を保ち、パーフェクトを達成するために、どのような行動ができるかを考えていきましょう。

再読して

今回再読してみて、やはり経理パーソンなら一度は読まないといけない本だと思いました。文庫本なので薄いし、易しいし、安いので、気負わずに読むことができます。

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