23年間続いた「クローズアップ現代」の裏側で何があったのか?(国谷裕子「キャスターという仕事」)



「クローズアップ現代」

「クローズアップ現代」が2016年3月で終了していたことを知りませんでした。

同様に、国谷裕子キャスターが23年間もこの番組を続けていたことも知りませんでした。

でも、一時期(といっても10年以上前ですが)、この番組のファンでビデオに録りためて、よくみていたのです。

キャスターという仕事

テレビ番組全般を見なくなってから、その番組の存在自体を忘れていました。

でも、番組はずっとそれからも続いていたのですね。

今回、本書「キャスターという仕事」を読み終えて、今年の第1冊目の読書に選んだことはとても幸運に思いました。

なぜなら、当時の自分のことを思い出させるとともに、国谷さんの生い立ちやキャスターとしての仕事に向き合う姿勢を知り、強い刺激を受けたからです。

23年間続けるということ

私にとって、23年間はとてつもなく長く感じます。

でも、彼女にとってはそうではなかったと思います。

番組で取り上げるテーマは多種多様で、ゲストも千差万別。

視聴者として見ている立場では気楽ですが、キャスターという立場は想像ができません。

キャスターがどのようなことを思い、どのような準備をして、どのように取り組んできたのか、がこの本に書かれています。

本書では書ききれないことが、まだまだたくさんあったと思われます。

続編が出るのではないでしょうか。

キャスターという仕事 (岩波新書)