カーブアウトとは、どういう意味なのか?(「カーブアウト案件における財務DDの留意点」)



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「カーブアウト案件における財務DDの留意点」

EY新日本 情報センサー2019年新年号

https://www.eyjapan.jp/library/issue/info-sensor/2019-01-07.html

要約

カーブアウト案件とは、会社全体の取得ではなく、会社の一部を取得(会社分割・事業譲渡等)するM&A案件を指す。

カーブアウト案件は、一般的に潜在的リスク回避や統合効果の最大化等の利点があります。
一方、分離元からの独立に伴う共通機能の不足や分離元とのシナジー喪失等への対応が必要となります。

通常、分離元はカーブアウト対象事業に係るスタンドアロン(stand alone)ベースの財務諸表を作成しておりません。

カーブアウト対象事業が独立した会社となった場合、自前で機能を保持するために必要なスタンドアロンコストが発生します。

カーブアウト案件においては、これらのスタンドアロン項目を把握することが重要となります。

主なスタンドアロン項目
①間接業務機能
②ITシステム
③退職給付
④不動産
⑤グループ共同取引

ひとこと

「カーブアウト」は英語で「carve-out」と書きます。

いままで聞いたことがなかったので、いろいろと検索してみました。

英語での定義は以下のようです。

A carve-out is the partial divestiture of a business unit in which a parent company sells minority interest of a child company to outside investors. A company undertaking a carve-out is not selling a business unit outright but, instead, is selling an equity stake in that business or spinning the business off on its own while retaining an equity stake. A carve-out allows a company to capitalize on a business segment that may not be part of its core operations.

https://www.investopedia.com/terms/c/carveout.asp

あとがき

コンビニの複合機で、マイナンバーカードを利用して戸籍謄本を取得しました。

戸籍証明書の発行は、夜7時までという制限を知りませんでした。

そのため、初回は会社帰りの夜9時頃に立ち寄ったため、操作途中で断念しました。

翌日は操作も慣れていたので、すぐに終わりました。1通450円です。